Philip LewisはIntelatus Global Partnersのリサーチディレクターです。最近の2、3年でエネルギー転換に対する支持が変化し、エネルギーのトライレマが再生可能エネルギーから石油・ガスへの支持へとシフトしています。この影響で、インフレや金利がプロジェクト経済に影響を与え、グローバルな洋上風力発電の予測や供給・需要バランスにも影響が出ています。とはいえ、イギリスや北海の欧州諸国は洋上風力の能力を増強しようとしており、ポーランドや地中海諸国も市場に参入する予定です。また、日本、韓国、台湾の大手3国は洋上風力のオークションや能力開発を進め、オーストラリアやフィリピンも加わる見込みです。北アメリカでは、アトランティックカナダがアメリカの撤退による隙間を埋めようとしています。
このような変化は風力タービンおよび基礎の設置市場に影響を与え、最新世代の船舶への投資決定がより安定した時期に行われていたため、稼働率が課題となり、日率や財務的なリターンにも影響を及ぼしています。Intelatus Global Partnersの新しい分析によると、需要の変化が供給・需要バランスに影響を与え、予測期間中には供給過剰が見込まれています。2035年の委託容量予測は約230GWで、その90%以上がボトム固定技術を含み、欧州が70%以上、EAPACが20%を占めています。北アメリカでは、連邦政府の洋上風力プロジェクトに対する反対運動が影響し、カナダが次の10年で市場参入を目指しています。2035年までに約17,900基のタービンが委託される見込みで、2025-2035年に委託されるタービンの70%以上はボトム固定型になると予測されています。予測には、大型タービンの導入速度やプロジェクトの能力開発速度が含まれます。

