DASSAIとMitsubishi Heavy Industriesは、「DASSAI MOON Project」の初めてのミッションの成功を報告しました。このプロジェクトは、月面での日本酒製造を目指しています。ミッションでは、DASSAIとMitsubishi Heavy Industriesが共同開発した特別な醸造設備と日本酒の原材料が国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられました。その後、JAXAの実験施設「きぼう」で月の重力を模した条件下で実験が行われ、初めて人類の歴史において日本酒の発酵プロセスが成功裏に確認されました。
発酵後、もろみは地球に戻され、今年の3月にDASSAIの本社醸造所で日本酒に精製されました。実験の結果、もろみから得られたアルコール度数は12%に達したことが確認されました。これは、月の重力環境でも日本酒の生産が可能であることを示していますが、発酵速度が地球上の条件よりも遅く進行したことから、重力の違いが発酵速度に影響を与える可能性が示唆されました。
Mitsubishi Heavy Industriesが開発した醸造設備は、シミュレーションされた月の重力環境でも効果的に機能し、温度とアルコール濃度を測定するセンサーが設置されていました。地球に戻った約260gの宇宙醸造もろみから116mlの日本酒が生成され、そのうち100mlはチタンボトルに包装され、DASSAIによって価格1億1000万円(税込)で販売されました。これは挑戦の象徴的な表現です。

